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こんにちは、ManageEngineエンジニアの園部です。
企業の社員管理システムや顧客情報管理システム、ショッピングサイトやゲームアプリやSNSなど、世の中には様々な「システム」があります。
今シリーズでは、これらの「システム」を支える情報管理の基盤である「データベース」について解説していきます。
データベースとは?
データベースの言葉を分解していくと、データ(=Data)ベース(=Base)、つまり「データの基地」となります。
現在では「データベース」といった場合には一般的に、
- データの集合体
- データベース管理システム(DBMS)
- データベースを持つアプリケーションの総称
の3つの意味のうち、どれかのことを指します。
以下で、データベースという言葉が表す3つの意味を解説していきます。
データの集まり
データベースという言葉をきわめて狭義で表現すると、データの集まりとなります。
この「データの集まり」という言葉を考える前に、データという言葉の意味を定義しておきます。ここで言うデータとは、数値や文字などがまとめられたものです。世の中の何らかの事象の結果を、文字・図・グラフ等で表現した状態とも言えます。
このような文字や図などで表現されたデータを整理して集約した状態が、データの集まりです。
データの集まりは、世の中の事象を抜き出してひとまとまりにしたものです。それ以上でもそれ以下でもありません。
そのデータに価値を感じる人間が、何かに紐付けて使用したり参照したりしない限り、データは意味のあるものにはなりえません。
データを、意味のある「情報」として使用するためには、システムとデータを結びつける必要があります。
システムとデータを効率よく結びつける役割を果たすのが次で説明する「データべース管理システム(DBMS)」です。
データベース管理システム(DBMS)
データベース管理システム(DBMS)とは、データベースを効率的に管理し、外部システムからデータベースの操作を行えるように開発されたソフトウェアです。
DBMSが登場する以前は、システムのプログラムが直接データを集めたり参照したりしていました。しかし、プログラムとデータの接続方法や更新の方法に統一性がないため、データ管理の効率が悪かったのです。
そこで、プログラムとデータを切り離し、間にDBMSを置きました。
システムからデータを取り出す方法を、DBMSへの問合せに統一しました。
また、DBMSに
- データの完全性を担保する
- データへのアクセス時に認証を要求する
- 障害時に、障害発生前に復旧できるようにする
などの便利な機能を搭載することで、効率化とデータの安全性の向上を図りました。
このような機能を持つ代表的なDBMSとしては、MySQLやOracle、Microsoft SQL Server、MongoDBやDynamoDBなどの製品・サービスがよく聞かれます。
このDBMSを指す言葉としても、データベースという言葉が使用されます。
データベースを持つアプリケーションの総称
データを検索するようなシステム全体のこともデータベースと呼ぶことがあります。
例えば、社員を検索するシステムのことを「社員のデータベース」と呼んだり、商品の在庫検索システムのことを「在庫データベース」と言ったりすることがこれにあたります。
「データベース」のまとめ
データベースという言葉が使用される場面をまとめると、以下の図のようになります。
データベースとは、一般的に
- データの集まり(データを整理して集約した状態のこと)
- DBMS(データベース検索システム)
- データ検索システム等の総称
を指す
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